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ー訪問入浴介護のチーム体制がわかる:役割分担・連携・安全管理の基本ー


OASIS株式会社

訪問入浴介護の現場では、限られた時間で「安全」「清潔」「心地よさ」を同時に満たす必要があります。チーム体制の理解が進むと、現場の動きが揃い、利用者の満足度も上がりやすくなります。本記事では、標準的なチーム構成から、情報共有や安全管理、育成の考え方までを初心者向けに整理します。

訪問入浴介護のチーム体制とは

訪問入浴介護は、自宅の浴室利用が難しい方に対して、専用の浴槽を持ち込み、短時間で安全に入浴を支えるサービスです。特徴は「一人で完結しない仕事」であること。準備、移動、設置、洗身、入浴、片付けまで工程が多く、転倒や体調変化などのリスクもあります。そのため複数人で役割を分け、声かけと確認を重ねながら進めるチーム体制が基本になります。チームで動くことで、利用者の安心感が増し、作業の抜け漏れを防ぎ、急な変化にも対応しやすくなります。

なぜチームで行うのか

入浴は気持ちよい反面、血圧変動や脱水など体に負担がかかる場面もあります。さらに住環境は家庭ごとに違い、導線が狭い、段差が多い、家族が同席するなど状況が毎回変わります。複数人で見守りの目と作業の手を確保し、確認しながら進めることが安全につながります。利用者の希望を聞きながら作業速度を調整できる点も、チームの強みです。

標準的な人数と構成

多くの現場では三人程度で訪問します。中心となる介護職、機材を扱う介護職、状態確認を担う看護職など、役割が分かれます。人数や職種の組み合わせは事業所や利用者の状態で変わりますが、基本は安全確認、介助、環境整備を同時に回せる体制を組みます。誰が欠けても負担が偏るため、連携と交代のしやすさも設計に含めます。

3人チームの役割分担を具体化する

チーム体制が機能するかどうかは、当日の流れを誰がどこまで担うかを明確にできるかにかかっています。訪問前の体調確認、浴槽設置、洗身と更衣、入浴中の観察、片付けまでを時系列で整理し、担当を固定しすぎず、状況に応じて入れ替えられるようにするのがコツです。初心者の方は、誰が指示を出すか、最終確認は誰がするかを先に決めると、動きが揃いやすくなります。さらに、次の三つを意識すると混乱が減ります。
役割は一言で言える名前にして迷いを減らします。
手順の区切りでは必ず声に出して合図し、同時動作を揃えます。
判断が必要な場面は看護職へ早めに共有し、安全側の変更を取り入れます。

介護職の主担当が担うこと

主担当は利用者への説明と同意確認、移乗や更衣の介助、羞恥心への配慮など、コミュニケーションを含む中心業務を担います。入浴中は表情や呼吸の変化、寒がり暑がりなどの反応を見て、湯温や手順を調整します。家族への一言報告も主担当がまとめると、情報が伝わりやすくなります。加えて、痛みや不安が強い方には、動作の前に次に何をするかを短く伝えるだけで安心感が変わります。

看護職が担う観察と判断

看護職は入浴可否の判断材料を集め、状態変化の兆候を見逃さない役割です。訪問時のバイタル確認や既往歴、服薬の確認、皮膚状態のチェックなどを行い、必要に応じて入浴方法を変更します。例えば短時間にする、部分浴にする、休憩を増やすなど安全側に倒す判断をチームへ共有し、全員の動きを合わせます。判断の根拠を一言添えて共有すると、次回のケア計画にも活かせます。

情報共有の質がチーム力を左右する

訪問入浴は短時間勝負なので、情報共有が遅いと作業が急ぎになり、ミスやヒヤリにつながります。逆に共有が丁寧だと、利用者の不安が減り、作業もスムーズになります。ポイントは事前、当日、事後で分けて考えることです。事前にリスクと希望を整理し、当日は声に出して確認し、事後は記録に落として次回へつなげます。特に初回や体調変動が大きい方は、共有事項を増やすより優先順位を付けることが大切です。

事前共有:訪問前のミーティング

当日の訪問予定を見ながら、利用者ごとの注意点を短く確認します。例えば、立ち上がりが不安定、皮膚が弱い、寒がり、家族が介助に参加するなどです。共有は長くしすぎず、今日の最重要ポイントを一つか二つに絞ると覚えやすく、現場でも活きます。併せて、前回の小さな変化、睡眠や食欲、むくみなども共有できると、入浴中の観察がしやすくなります。

当日共有:声かけと合図の統一

浴槽を置く前に導線確認、電源や給排水の位置確認、滑りやすい箇所の確認を声に出して行います。移乗や体位変換では、せーの、いきますなど合図を揃えるだけで負担が減ります。小さな確認の積み重ねが、チーム全体の安全度を底上げします。さらに、利用者にも今から温かいお湯を入れますねなど工程を共有すると、驚きや不安が減り協力も得やすくなります。

安全管理と感染対策をチームで回す

入浴介助の現場では、転倒、やけど、低血圧、誤嚥、皮膚トラブルなど複数のリスクが重なります。チーム体制の強みは、リスクを分担して管理できることです。誰か一人が全てを見るのではなく、観察、環境、手技の三方向から同時にチェックするイメージです。加えて、感染対策は日々の基本動作の徹底が成果になります。慣れてくるほど手順が省略されがちなので、あえて型を守る意識が重要です。

安全のためのチェックリスト例

訪問直後は、表情や会話の反応、息切れの有無を確認します。
環境は、床の滑りや段差、物の配置、動線の確保を確認します。
入浴中は、顔色や発汗、呼吸、寒気の訴えを観察します。
終了後は、立ちくらみ、皮膚の赤み、疲労感を確認します。
このように場面ごとに見る点を決めておくと、経験差があっても抜けにくくなります。チェックは黙って行うより、短く口に出して共有するのがコツです。

感染対策と器材管理のポイント

手指衛生、手袋の交換、タオルやスポンジの使い分け、器材の洗浄、乾燥、保管が基本です。特に搬入と搬出時は、清潔物と不潔物の動線が混ざりやすいので、担当者を決めて順番を統一します。利用者宅の生活空間を汚さない配慮も含め、チームで手順を同じにすることが最大の予防策になります。使用後の器材は次の訪問先へ持ち越さない前提で扱い、車内の置き場所も決めておくと迷いが減ります。

新人教育と振り返りでチームは強くなる

訪問入浴介護は、手順を覚えるだけでなく、利用者ごとの違いに対応する力が求められます。だからこそ、チームで学びを循環させる仕組みが大切です。新人は最初から完璧に動けなくて当然なので、見学、部分担当、全体担当と段階を分けます。現場後の短い振り返りを続けると、経験が知識として蓄積され、事故予防にもつながります。誰が教える日でも同じ基準で学べるよう、用語や合図、器材配置のルールを揃えておくと育成が早まります。

OJTの進め方:段階と見える化

まずは機材名と配置、次に浴槽設置の順番、次に更衣介助の声かけ、といった具合に学ぶ範囲を小分けにします。チェック項目を紙や共有ツールで見える化し、できたことに印を付けると成長が実感できます。教える側もポイントを揃えやすくなり、指導のばらつきが減ります。新人が不安を口にしやすい雰囲気づくりも大切で、困ったら合図して交代できる運用を最初に教えると安全です。

振り返りで改善する視点

振り返りは責める場ではなく、次回の安全と質を上げる場です。例えば導線確認が遅れて焦った、合図が揃わず負担が増えたなど、具体的な行動に落として共有します。最後に次回は最初に浴槽位置を全員で確認するなど一つだけ改善点を決めると、チームの動きが確実に良くなっていきます。良かった点も一つ挙げると、成功パターンが再現しやすくなります。

宝塚市、西宮市、伊丹市、川西市の訪問入浴はOASIS株式会社に お任せください


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