ー訪問入浴介護の準備物を徹底解説!初回までにそろえたい持ち物チェックリストー

訪問入浴介護の準備物を考える前に知っておきたいこと
訪問入浴介護は、専用の入浴車とスタッフが自宅を訪問し、ベッド横などに簡易浴槽を設置して入浴をサポートしてくれるサービスです。普段のお風呂とは流れも使う物も少し違うため、「何をどこまで用意すればいいの?」と悩むご家族も多いです。
事前に訪問入浴介護の準備物を整理しておくことで、初回からバタバタせずに落ち着いてサービスを受けることができます。スタッフとの連携も取りやすくなり、ご本人にとっても安心感につながります。
なぜ事前準備が大事なのか
訪問入浴介護は、限られた時間の中で体調チェック・入浴・着替えまでを行うサービスです。必要な準備物がすぐに出てこないと、その分入浴時間が短くなってしまったり、ご本人の負担が増えたりすることがあります。
タオルや着替え、スキンケア用品などを事前にひとまとめにしておくと、スタッフもすぐに手に取れて作業がスムーズです。結果として、入浴そのものの時間をしっかり確保しやすくなり、満足度の高い訪問入浴介護につながります。
誰が準備を担当するとスムーズか
訪問入浴介護の準備物は、ご家族が中心になって用意するケースが多いですが、ヘルパーやケアマネジャーと一緒に「何をどこに置くか」を決めると、さらにスムーズです。
例えば、
・タオル類をまとめて入れておくカゴを決める
・着替えセットをあらかじめ袋に入れておく
・スキンケア用品をトレーにまとめて浴槽の近くに置く
といった工夫をしておけば、誰が担当しても迷わず準備できるようになります。
基本の訪問入浴介護の準備物リスト
ここからは、訪問入浴介護で多くのご家庭が用意している「基本の準備物」を整理していきます。事業所によっては一部を持参してくれる場合もあるため、契約時の説明と照らし合わせながらチェックしてみてください。
入浴に必要なタオル・衣類
まず欠かせないのが、タオルや着替えといった布類です。代表的な準備物は次のようなものです。
・身体を洗う用のフェイスタオル
・身体を拭くためのバスタオル(2枚あると安心)
・着替え一式(肌着、パジャマ、靴下など)
・必要に応じて腹巻きやレッグウォーマーなどの防寒アイテム
訪問入浴介護では、入浴後にしっかりと身体を拭いて水分をとることが大切です。バスタオルは少し多めに用意しておくと、万が一濡れてしまった場合にも安心して使えます。
また、衣類は「脱ぎ着しやすいかどうか」が大きなポイントです。前開きのパジャマや、ゆったりとしたサイズの肌着など、動かしやすい服を選んでおくと、着替えの負担を減らすことができます。
洗浄・スキンケア用品
次に、身体を洗ったり、肌を守ったりするための準備物です。普段から使い慣れているものを揃えておくと、ご本人も安心しやすくなります。
・シャンプー、リンス(またはリンスインシャンプー)
・ボディソープまたは固形石けん
・洗顔料(必要な場合)
・保湿クリームやローション
・かゆみ止めや皮膚トラブル用の外用薬(医師から指示がある場合)
訪問入浴介護では、短時間で全身を洗うため、できるだけ使い慣れたアイテムを選ぶのがおすすめです。特に高齢の方は皮膚が乾燥しやすいため、入浴後すぐに保湿ができるよう、クリームやローションを手の届く場所に準備しておきましょう。
オムツやパッドなど排泄ケア用品
普段からオムツやパッドを使用している場合、訪問入浴介護の前後にも必要になることが多いです。
・紙オムツまたはリハビリパンツ
・尿取りパッド
・おしり拭きや清拭シート
・ビニール袋や消臭袋
入浴後は肌が清潔な状態になるので、新しいオムツやパッドをつけることになります。いつもより少し多めに予備を用意しておくと、万が一のトラブルにも落ち着いて対応できます。使用済みのオムツを入れるビニール袋や消臭袋も、近くに用意しておくと後片付けが楽になります。
あると安心な訪問入浴介護のプラス準備物
ここからは「必須ではないけれど、あると便利」「安心感が増す」訪問入浴介護の準備物をご紹介します。ご本人の状態や季節に合わせて、取り入れやすいものから試してみてください。
体調管理に役立つもの
訪問入浴介護は体力を使うケアの一つです。体調を崩さないよう、次のような準備物があると安心感が高まります。
・水分補給用の飲み物(お茶や白湯、スポーツ飲料など)
・普段使用している毛布やひざ掛け
・体温調節のためのカーディガンやベスト
入浴後は体がポカポカしている一方で、汗が引いてくると冷えを感じることもあります。タオルで拭き終わった後にすぐ毛布をかけたり、薄手の上着を羽織れるようにしておくと、冷えの予防に役立ちます。
また、入浴後に少し水分を取ることで、血圧変動や脱水の予防にもつながります。主治医から飲水量の制限がある場合は、その範囲内で調整しておきましょう。
ご本人がリラックスできるアイテム
訪問入浴介護は便利なサービスですが、初めて利用する方にとっては「知らない人が家に来て入浴を手伝ってくれる」という緊張もあります。そんなときは、少しでもリラックスできる準備物を用意しておくのも一つの方法です。
・お気に入りの香りのボディソープやシャンプー
・やわらかい素材のタオルやパジャマ
・好きな柄や色のタオルを一枚用意する
些細なことのように思えますが、「このタオルは気持ちいいから好き」「この香りだと落ち着く」といった感覚は、入浴の時間を楽しみに変えてくれます。訪問入浴介護の準備物として、ご本人のこだわりも少し取り入れてみてください。
準備物だけでなく「環境の準備」も大切
訪問入浴介護では、準備物に目が向きがちですが、実は「環境の準備」も同じくらい重要です。モノがそろっていても、スペースが狭かったり、動線が悪かったりすると、入浴介護の負担が大きくなってしまいます。
入浴スペースの確保と動線づくり
訪問入浴介護のスタッフは、簡易浴槽やホース類、機材などを室内に持ち込みます。そのため、
・ベッド周りや浴槽を置く予定のスペースの床を片付けておく
・滑りやすいマットや電気コードをできるだけどかしておく
・スタッフが出入りしやすい通路を作っておく
といった準備があると、安全でスムーズな入浴につながります。
事前訪問の際に、事業所のスタッフが「この辺りに浴槽を置きましょう」「ここは少し片付けておいてください」など具体的に教えてくれることも多いので、そのアドバイスを参考に少しずつ環境を整えていくと良いでしょう。
当日の家族の動き方を決めておく
訪問入浴介護の当日は、ご家族がどこまで手伝うかを決めておくと安心です。
例えば、
・最初の体調確認と説明には立ち会う
・入浴中は別室で待機し、終了後の着替えだけ手伝う
・認知症がある場合は、そばについて安心できるよう声かけをする
など、ご家庭ごとにやりやすい関わり方があります。事前に「今日はここまでお願いしたい」とスタッフと共有しておくと、当日の役割分担がわかりやすくなります。
よくある疑問と準備物チェックのコツ
最後に、訪問入浴介護の準備物についてよくある疑問と、無理なく続けるためのコツをまとめます。初回前の不安を少しでも減らすヒントになれば幸いです。
どこまで事業所が用意してくれるのか
訪問入浴介護では、簡易浴槽やホース、給湯に関する機材などは事業所側が持参します。一方で、タオルや着替え、シャンプーなどの身の回りの物はご家庭で用意するケースが一般的です。
ただし、
・タオルを貸し出してくれる事業所
・肌にやさしいボディソープを用意している事業所
などもあり、内容はそれぞれ異なります。契約前の説明やパンフレットをしっかり確認し、「訪問入浴介護の準備物として、家で何を用意すべきですか?」と率直に聞いておくと安心です。
訪問入浴介護の準備物をラクに管理する方法
毎回ゼロから準備するのは、ご家族の負担が大きくなりがちです。少しでもラクに管理するために、
・「訪問入浴セット」として、カゴやボックスに一式をまとめておく
・箱の外側に「タオル2枚・肌着・パジャマ・オムツ・保湿クリーム」などチェックリストを書いて貼っておく
・使った分だけ補充する習慣をつける
といった仕組み化がおすすめです。
また、ケアマネジャーやヘルパーにも準備物の置き場所やルールを共有しておくと、ご本人や別の家族が対応するときにも迷いにくくなります。訪問入浴介護は、準備物の工夫次第でぐっと負担を軽くすることができるサービスです。
訪問入浴介護の準備物を一度しっかり整理しておけば、あとは少しずつ微調整しながら、ご本人にとって心地よい入浴時間を作っていくことができます。最初から完璧を目指さず、「まずは基本のセットをそろえる」ところから始めてみてください。
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