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訪問介護のひとつである訪問入浴と洗髪サービスについて

新陳代謝が高まる

はじめに

自宅での入浴が困難な高齢者、足が不自由で風呂場で滑りやすいなどの人も含めるとかなり数多く存在します。
もちろん家族が介護をしている場合、その家族が入浴介助をすることは出来ます。

しかし入浴介助というものは、かなり力仕事であること、これはあまり知られていません。
またお湯、水を使用することによって、リスクも高いものです。加えて洗髪もするとなった場合、素人には困難を極めます。

そのような際には、訪問入浴のサービスを利用するのがおすすめです。

訪問介護の利用

訪問介護は誰でも利用が可能です。要介護認定を受けていれば、地域の訪問介護ステーションから介護ヘルパーに来てもらうことが出来ます。

介護というものは身内で、と考える人もいるでしょう。しかし個人でできることには限界があります。
特に入浴というもの、身体の自由の効かない人を入浴させるのはかなりの力仕事なのです。力だけでなく、コツも必要です。

またお湯を使うわけですので、素人ではリスクを伴うことが非常に多いのです。
普段の介護だけならともかく、入浴に関しては訪問サービスの利用がおすすめになります。

訪問入浴

訪問入浴のサービスは、専門のバスタブを運び込んでスタッフが解除しつつ入浴させてくれます。
複数のヘルパーが介助に来てくれますので、安心して任せることが可能です。

もちろん彼らはそうしたサービスのプロ、しっかりと技術を身に着けていますので、介護される人にとっても気分の良い入浴ができます。
ベッドからバスタブへの移動など、家族だけでは難しい場面でも、訓練されたスタッフが解除してくれるので安心ですね。

介護される側にとっても、不安なくお湯に入れるという大きなメリットがあります。
また洗髪にしても、素人の手では行き届かないところまできちんと洗ってくれますよ。

訪問入浴での洗髪

洗髪というもの、身体の自由のきくときには特に意識もせずに行っていますね。
しかし体の自由のきかない人の髪を洗うということ、これは素人にはかなり難しいことなのです。

例えば美容院のように、洗髪に特化したシンクがあったとしましょう。美容院でのあの気持ちの良い洗髪、あれは専門のシンクがあってこそです。

なのでそれさえあれば、洗髪もどうということなくできるのでは?そう思う人もいるでしょう。
しかし美容院での洗髪も、訓練を受けた美容師が行ってこそ可能になるものです。素人が一朝一夕にできるものではありません。

素人では、顔にお湯をかけてしまったり、耳にお湯が入るなどの失敗も多く、介護されている人に不快な思いをさせてしまいます。
またこうした設備は普通の家庭には、備え付けられていません。

洗面所に、洗髪のできるシャワーヘッドがあっても、身体の自由がきかない人の洗髪をするには、場所が狭すぎます。
訪問入浴ならこの洗髪ももちろん、介護の専門家がやってくれますので、安心して任せられます。

身体だけではなく髪の毛もさっぱりとすることで、被介護者も気持ちよく日々を過ごすことが出来ます。
洗髪も、プロの手を借りることで一層便利に、また気持ちよく出来ますのでサービスを利用することは非常におすすめになります。

訪問入浴の流れ

しかし訪問入浴というもの、初めての場合にはどういう手順になるのか、少し心配ですね。
訪問入浴の流れを、簡単に見ていきましょう。

申し込んだ当日に、職員がバスタブなどの必要な器具を用意して、やってきます。
実際の入浴の前に、血圧などのチェックをして入浴が可能かどうかも、判断します。

血圧が高すぎる場合には、入浴は見送るかもしくは部分入浴、清拭になることもあります。
入浴が可能とわかった場合、スタッフが入浴の用意を開始します。被介護者は脱衣して、ベッドからバスタブへと移動します。

全身の清浄や洗髪をして、そのあとお湯から上がります。

着衣しつつ、必要なら軟膏などで保湿も行います。再度血圧などの健康チェックをして、問題がなければ訪問入浴は終了します。
そのあとは次の訪問日を決めたり、そのための申し送りを行ってその日の訪問入浴は終了となります。

洗髪や訪問入浴はどのような人におすすめ?

洗髪を含んだ訪問入浴は、要介護者なら誰でも利用ができます。介護度によって料金が変化しますが、基本的に要介護と要支援の人なら利用可能です。

特に寝たきりの人の場合、素人では入浴をさせることが困難なら、このサービスの利用はおすすめです。
また歩行が困難で、転倒の危険がある人も利用するといいでしょう。

特に風呂場の床は滑りやすく、転倒しやすいのが特徴です。
また洗髪のためのシャンプーの泡も加わると、ひどく滑ることになります。

誰かの手を借りて、入浴と洗髪をするのが危険を回避する最もいい方法ですね。

加えて訪問入浴の場合、医師の許可がある場合のみ可能になります。言い換えると、医師の許可が降りない健康状態なら、入浴不可ということです。

健康状態もきちんと把握したうえで、入浴や洗髪ができるのですね。
入浴に加えて洗髪もとなった場合、時間的にも結構長くバスルームにいることになります。

室温と湿度の高いバスルームは、血圧などに大きく変化をもたらすこともあります。
訪問入浴は専用のバスタブを利用しますので、そうした危険も少なくなります。

また看護師が体の状態を見て許可を出してからの入浴なので、その点でも安心して利用、楽しむことが出来ますね。

まとめ

介護は家族でやるもの、という意識は今もまだ世間的に根強いものがあります。
しかし現在では介護保険というありがたいシステムが有るのですから、利用しない手はありません。

特に入浴や洗髪は、介護される側の健康状態に大きく関わってきます。ここにプロの手を借りること、ためらいたくないですね。
家族でできることと、誰かの手を借りたほうがいいこと、これはしっかりと区別をつけていきましょう。

洗髪を含めた入浴は、介護される側にも気持ち良い時間を過ごしてもらいたいものです。
訪問入浴の利用は、被介護者にも介護する人にもメリットの大きなサービスです。

どうしようか迷っている場合、ぜひ1度相談をしてみてください。

 

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